WindowsVista

2010年5月16日 (日)

ハイブリッド

本日のお客様、

WindowsVistaをご利用で、操作中にPCが反応しなくなってしまったので電源ボタンを押して終了してからもう一度起動しても同じ画面のままでどうしようもないそうです。

WindowsVistaでは同じようなトラブルがたくさんあって、起動中に短い時間電源ボタンを押すと『スリープ』になるように設定されているPCが多いですから、お客様は電源を切ったつもりでもトラブルが解消されないままになってしまうようですね。このような場合、WindowsVistaではハイブリッドスリープが有効になっていることが多いので、ノートPCならバッテリーを外してACコードを抜けば一旦休止状態に落ちて電源ボタンを押せば元通り正常に起動するようになったりします。操作できなくなってどうしようもなくなったノートPCを電器店などに持ち込むと問題なく起動するようになったりするのは、ACコードを抜いて運んでいるうちにバッテリー残量が減ってしまってスリープが休止状態に変わるからなんでしょうね。

Windows7でノートPCはハイブリッドスリープは既定で無効になっていることが多いので、一度スリープから復帰させて電源ボタン長押しがいいかもしれませんね。

今回のお客様も、バッテリーを外して休止状態に変えてから電源ボタンを押して問題なく起動するようになりました。毎回のことなんですが、このトラブルって基本的には何もしないで復旧するので仕事としては微妙です。多くの場合別件が発生するのでどうにかなることが多いんですが…。

一応マイクロソフトの説明を…。

スリープ、休止状態、ハイブリッド スリープの違いは何ですか。

スリープ、休止状態、ハイブリッド スリープの違いは何ですか。
スリープは、作業を再開したいときに、すばやく (通常は数秒間で) コンピューターを通常の電力状態の動作に戻すことができる省電力の状態のことです。コンピューターをスリープ状態にするのは、DVD プレーヤーを一時停止させることに似ています。コンピューターは作業中の動作を即座に停止しますが、好きなときにいつでも再開することができます。
休止状態は、主としてノート PC 用に設計された省電力の状態のことです。スリープが作業していた内容と設定をメモリに保存し、電力を少量使用するのに対し、休止状態は、開いているドキュメントとプログラムをハード ディスクに格納して、コンピューターをオフにします。Windows のすべての省電力状態の中で、休止状態が最も消費電力が少ないオプションです。ノート PC では、長時間使用せず、その間バッテリを充電できないとわかっているときは、休止状態にすることをお勧めします。
ハイブリッド スリープは、主としてデスクトップ コンピューター用に設計されています。ハイブリッド スリープは、スリープと休止状態を組み合わせたもので、開いているすべてのドキュメントとプログラムをメモリとハード ディスクに保存し、作業をすぐに再開できるようにコンピューターを低電力状態にします。こうすることで、突然電源が落ちた場合、Windows ではハード ディスクから作業を復元できます。ハイブリッド スリープが有効にされていると、コンピューターがスリープになる状況では、コンピューターは自動的にハイブリッド スリープになります。デスクトップ コンピューターでは、ハイブリッド スリープは、通常、既定でオンになっています。

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2010年3月 6日 (土)

回復

WindowsVistaも購入して2年が経過したお客様が多くなってきて、最近では起動不良などのトラブルのご相談が多くなってきました。

部品が悪くて故障してしまったものは仕方がないのですが、使用してしばらく置いておいたPCを復帰させようとしていつものように電源ボタンをおしたところ、うんともすんとも言わなくなってしまったというお問い合わせがここ数日続きました。PCを復帰させるにしても、モニタの電源が切れているだけからハイパースリープ・休止状態とPCの状態にはいろいろあるわけなので、いつも同じ回復方法を使っていてはおかしくなってしまうことがあるのかもしれませんね。

ここ数日のお客様はすべて、コンセントを抜いて(ノートはバッテリーも外して)しばらく置いてから電源を入れ直すと問題なく起動するようになりました。この手のトラブルの際はスリープや休止状態の説明をしたあと設定を見直して様子を見ていただくようにするのですが、起動に時間はかかるのに寿命は短かったりするとたまりませんね。

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2009年10月27日 (火)

レンジャー

本日のお客様、

NECのWindowsVistaノートをご利用なんですが、電源を入れても『スタートアップ修復』が始まって『失敗しました』で終わってしまうそうです。

伺って見させていただくと、ハードディスクやメモリ・マザーボードなどに問題はなさそうですね。先週から“不要なファイル削除”とか“レジストリ修復”などのフリーソフトを何種類も立て続けにインストールして使っていておかしくなってしまったそうなので、ご相談の結果リカバリをすることになってお預かりとなりました。

データは『ドキュメント』と『ピクチャ』『お気に入り』が取れたら問題ないというお話ですから、最近のNECマシンに付属の『バックアップレンジャー』を使ってみることにします。(ごめんなさいよいWebサイトが見つかりませんでした。)

一応怖いのでKNOPPIXでuserフォルダを丸ごと8GBのUSBメモリに取ってしまった後、ハードディスクからリカバリを行うのと同じ手順で起動時NECのロゴが出てくるところで『F11』連打で起動するメニューから『バンクアップレンジャー』を選択してバックアップを開始して1時間ほどでバックアップが終了した模様です。

その後、リカバリ-Officeインストールの後、バックアップツールを起動してデータの復旧にまた一時間でした。WindowsUpdateに関しては他のソフトのインストールも合わせてお客様が自分でやりたいというお話なので、ここで終了してお届けです。お時間があまりないというお話だったので細かいところまでは確認いただけませんでしたが、必要なファイルは問題なく戻っているようでした。

NEC以外でも最近のマシンはWindowsが起動しない状態でバックアップができるツールが付属するようになりましたね。過信は禁物ですが…。

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2009年8月16日 (日)

はやい

本日のお客様、

今日は久しぶりに単純な新規PCの設置と旧PCからデータ・設定の移行です。新PCのセットアップをしている間にデータと設定を取り出せばよいので手順さえ間違わなければ楽ですね。データの量はそれほどでもなかったのでLAN経由で移行も簡単でした。

ーで、初期設定と最初のアップデートが終わったのでお客様に使ってみていただいたんですが、起動も操作の反応もずいぶん早いのでびっくりされた様子です。

買い替えるにあたって“Vistaは遅い”とかずいぶん聞かされていたんでしょうね。最近のWindowsVista機は“地デジなし”なら12-13万円程度のモデルでもCore2Duoでメインメモリ4GBだったりしますので、6年物のWindowsXP機とは比べ物になりません。(ハードディスクがくたびれていることもあるんだと思いますが…。)

WindowsVistaに関しては世間的な評価(マイクロソフトとしての評価も…。)がもう出てしまっているので蒸し返そうとは思いませんが、Windows7へのアップグレード権付きのモデルもありますし、買い替えが必要なら別に待つこともないと思いますね。

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2009年7月26日 (日)

やってみて

本日のお客様、

Lexmarkのプリンタがうまく動かないそうです。実際に見させていただくと、お客様のWindowsVistaのコントロールパネルから確認すると“準備完了”になっているものの、印刷をすると“不明なエラー”で終了してしまいます。

お客様は今日プリンタドライバのインストールをしたばかりだというお話なので、インストール用のCDを確認させていただくとやはり“Windows2000/XP用”でした。

なんでもインストールのやり方を“詳しいお友達”に聞いてみたところ、『付属のCDでやってみてインストールできたらOK』だと言われたんだそうです。確かにインストールではエラーは出ていないようですが、OSが明らかに違いますからね…。

ーで、LexmarkのドライバはWebサイトが途中で英語に変わったりしてわかりにくいんですが、Vista用のドライバが用意されていましたのでダウンロードしてインストールしてみました。予想に反して、インストールの前に古いドライバの削除ツールが起動して問題なくインストールすることができました。しばらく使っていただいて問題ないことを確認していただいて終了です。

一度うまくいったことがあるからと言って、まったく異なるケースで“やってみたら”とアドバイスする事は勘弁してもらいたいですね。こんな人がいるおかげで発生する仕事もあるんですが・・・。

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2009年7月12日 (日)

相乗

本日のお客様、

春に購入されたばかりのWindowsVista機なんですがスリープからの復帰がうまくいかないそうです。

実際にどのように使われているのか拝見すると、しばらくPCから離れていて戻った時にうまく復帰しないようです。設定を確認すると、『コンピュータをスリープ状態にする』が15分になっているのですが、実際にスリープにしてみると、モニタが暗くなってから電源ランプがオレンジに変わるまで1分以上かかっています。

ーということで、モニタが消えてから完全にスリープになるまでの間で復旧させようとするとうまくいかないようですね。設定をモニタの電源を切るだけに変更してしばらく様子を見ていただくことにして今日は終了です。

お客様のPCはハイブリットスリープが『オン』になっていたので、WindowsXPでの『スタンバイ』と違って作業内容をメモリとハードディスクの両方に保存するため時間がかかるようですね。なので、設定を変えればよいことなんですが、お客様はVistaの評判がよろしくないので『Vistaだからダメ』で終わっていたようです。

Windows Vista でハイブリッド スリープからの復帰に必要な時間がかかることがある

ーというのもありますが、『この動作は仕様です。』とはっきり書いてあったりもします。

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2009年5月16日 (土)

ないものは追加しましょう

本日のお客様、ではなくてお問い合わせ。

『Windows7のRC版を使ってみているんだけど、“contorol userpasswords2”が使えないので困る。』というお問い合わせがあったのでちょっと調べてみました。

画面右下のスタートボンをクリックして現れるスタートメニューにはWindowsXPのころのように“ファイル名を指定して実行”がありませんから『検索』のスペースにコマンドを入力する方が多いようです。私がWindows7RCをインストールしているThinkPadで試してみると、確かにこの場所に『cmd』と入力するとコマンドプロンプトが立ち上がってくるのですが、『control userpasswords2』と入力しても検索結果の画面が表示されるだけです。どうも間にスペースが入っているのがよくないのかもしれません。

これはWindowsVistaでもそう(最初のうちはできたような記憶もあるんですが・・・。)なんですが、私は単純にスタートメニューに“ファイル名を指定して実行”を追加することにしています。スタートボタンを右クリックしてプロパティ・スタートメニュー・カスタマイズと進むと設定できます。当然ですが『control userpasswords2』も問題なく使えます。

 file

WindowsVistaをスキップしてWindowsXPからWindows7へ移行する方が多いと、こういった細かいところで引っかかったりするのかもしれないですね。知り合いだったので何とかなりましたが、電話では大変説明しにくくて苦労しました。

追記:自宅に戻ってメインマシンのWindowsVistaBujinessで確認してみたら、検索窓から『control userpasswords2』が問題なく使えました。どういうことだかよくわかりませんが、ネットで検索してみても、Windows7で使える方と使えない方がいらっしゃるようですね。

さらに追記:今朝からお店のWindowsVistaのマシンを20台ほど見てみたんですが、全部できたので『WindowsVistaでできない』のは間違いのようです。問題箇所は訂正させていただきます。

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2009年4月14日 (火)

本人禁止

本日のお客様、

WindowsVistaをご利用で、なんだかいろいろ触っていたら壁紙が表示されなくなってしまったというお話です。簡単そうでしたが、1年ほど前の新規でご購入のとき以来ですし他にもありそうなので伺うことにしました。

実際に見させていただくと、確かに壁紙は表示されずに真っ黒なんですが、それよりも『コンピュータ』の『ローカルディスク(C:)』は『Access Denied(C:)』に変わってしまっていてまったく開くことができません。Webページのブラウジングなどはできますが、お気に入りの追加はできません。どうやら壁紙が表示できないのもこれが原因のようですね。

お客様はどうやらCドライブの“プロパティ”-“セキュリティ”で『Authenticated Users』の内容を変更してしまったみたいです。外出先でネットにつなぐときに他のPCからハードディスクの中を見られなくしたかったみたいですが、Authenticated Usersを触ったのはまずかったですね。

まず、“エクスプローラ”を『管理者として実行』してみようとしたのですが時間がかかりそうなのでセーフモードで再起動して“コンピュータ”を開いてみると、ちゃんと『ローカルディスク(C:)』と表示されているので、『プロパティ』-『セキュリティ』で『Authenticated Users』をフルコントロールに変更して再起動すると無事元に戻ったようです。お客様にしばらく使っていただいて問題ないようなので、インストールされているノートンインターネットセキュリティでファイヤーウォールの設定をご案内して終了です。

法人向けの作業ではアクセス権を触ったりすることがありますが、個人向けの場合はあまり触らないで済ませたいところですね。自分で何を止めているんだかわからなくなってしまうと大変です。

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2009年3月 5日 (木)

最初から、

本日のお客様、

デジカメから写真の取り込みがうまくいかないとのお話です。プリンタなどを買い替えると写真を管理するソフトが変わってしまったりするので、このトラブルも定番ですね。午後からい伺いました。

実際に見させていただくと、先週パソコンを買い替えてWindowsXPからWindowsVistaに変わってしまったので、パソコンの操作そのものがよくわからなくなってしまっているだけでした。

パソコンを購入したお店でこれまで使っていたデジカメのセットアップもすませてもらってあって、操作方法が変わった点についても説明を受けたのだそうですが、『やっぱり使い方が変わるのはイヤ』ということみたいですね。

デジカメのメーカーのWebページも確認してみましたが、5年前に発売されたモデルで関連ソフトのVista対応版は提供されていないようですから、新しいパソコンに付属のソフトを使うか別途新しいソフトを入手するしかないですね。一時間程度のご説明で“何とか平気”になったみたいですから、しばらく使ってみてくださいねということにして終了です。

『変わるのイヤ』なかたはどこにもいらっしゃってお気持ちもわからないではないですけどね…。よくなったところも見ていただきたいですね。そうこうするうちに“Vistaの次”になってしまいますし…。

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2008年4月22日 (火)

パブリック

本日のお客様、

インターネットの回線をADSLから光に変えたらプリンタの共有ができなくなったとのお話です。元々のプリンタの共有設定は私が昨年やったものなので気になって伺いました。

共有は別にプリンタサーバーを使って固定のIPアドレスを設定してあるわけでもないですし、仮に何かの理由でプリンタの設定が消えてしまってもまた追加すればいいはずなんですが、どうやらWindowsVistaのパソコンからだけプリンタだけでなくファイルの共有もできなくなってしまっているようです。

ーで、問題のWindowsVistaのパソコンのネットワークの設定を確認してみると、“ネットワークの場所の設定”が“パブリック”になってしまっています。たぶん新しい回線に変更して初めて接続したときに出てくるダイヤログボックスで“公共の場所”を選択してしまったんでしょうね。

最初に選択をするときは、“自宅”“勤務先”“公共の場所”から選ばせておいて、あとから変更しようとすると“プライベート”と“パブリック”になっているとはやはりわかりにくいですね。そこがWindowsらしいと言えばそうなんですけど…。

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