バックアップ

2011年6月12日 (日)

絶妙のバランス

福岡は本日大雨でランチに出かけるのも億劫になりますね。日曜なので、先週ご対応の中から一つ…。

PCの買い替えにあたってデータの移動をしようと思ったがうまくいかないということで呼んでいただきました。伺って確認するとこれまでご利用のPCは無印のWindows98ですからたぶん12年ものですね。これまで、ほぼワープロ専用機としてご利用になってきてCDドライブもフロッピードライブも使った記憶がないそうで、そのままではUSBメモリも使えず手持ちのフロッピーディスクもないため、息子さんがIDE/USB変換アダプタを使ってハードディスクを直接新しいPCに接続してデータをコピーしようとしたそうです。

少なくとも息子さんが持参したWindowsXPのノートPCでは一瞬だけ認識したそうなんですがコピーしようとすると『ファイルが壊れています』とエラーが出て、その後Windows7機に接続しても認識されなくてお手上げのようです。試しに元のWindows98機に繋ぎ直してみましたがうまく起動しませんので、『インデックスファイルの破損』とかそのあたりでしょうか?

何を置いても大切なファイルがあるということなので、その場ではいろいろさわらないで持ち帰りとさせていただき、Linuxに接続するとご要望のファイルを取り出すことができました。データは約50個のWordファイルで1.6MB・フロッピーディスク2枚でしたが…。

問題のハードディスクはFAT(FAT16)で、少なくともWindowsXPでは認識できると記憶しているんですが原因はわからないままです。構成を全く変えることなく12年ですから絶妙のバランスで動いていたのが動かしておかしくなってしまったのかもしれませんね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月 8日 (水)

本日のお客様、

バックアップ用に設定してある外付けハードディスクの空き容量が急に少なくなってしまったので見に来て欲しいと言われて伺いました。

外付けハードディスクもバックアップの設定も私が3ヶ月ほど前に行ったものなんですが、確認してみると確かに元データよりもバックアップの方が倍くらいのデータ量になってしまっています。

バックアップの設定は元データから一方通行でデータをコピーするようになっていて、いわゆる“同期”(元のフォルダから削除されたらバックアップ先のフォルダからも削除する)するようにはしていないので、バックアップ先の方がデータ量は多くても問題ではないのですが短期間に倍になるのはおかしいですね。

ーで、バックアップ先をよく見てみると全く同じ名前のフォルダ(中身も同じ)がたくさんの階層にわたって存在していることが容量が膨らんでしまっている原因のようです。元データではそんな状態にはなっていないので、慎重に中身を確認しながら問題のフォルダを全部削除してしまって解決です。

原因についてなんですが、どうやらお客様はバックアップしたデータからマウスでドラッグアンドドロップしてDVDにファイルを保存しようとしたものの、コードレスマウスの電池切れやマウスパッドの切れ目のせいでマウスポインターが“飛んで”しまって、ドラッグ中のフォルダがどこかに行ってしまったことが最近何度もあったそうです。データが空中に消えてしまうことはありませんから別のフォルダ内にどんどんコピーされていったんでしょうね。どうして“移動”にならなかったのかについてはよくわかりませんけど…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月 1日 (水)

どっちがよかったかと…。

本日のお客様、

WindowsXPご利用でこんなの

kidou

が繰り返し表示されるようになって、ハードディスクがカッコンカッコン鳴っていますのでハードディスク障害の模様です。ほとんどのデータは外付けハードディスクに保存されているもののデスクトップに作業中のデータが少し有るということなので、ハードディスクを取り出してデータを取り出すことになりました。先月にも同じようなケースがありましたがハードディスクが熱くならないうちであればアクセスができるようなので、前回と同じくうちわに登場してもらって500MB程のデータを30分ほどで取り出して終了です。PCは購入してから7年だということなので買い替えになる模様です。

ただ、今回のお客様も『バックアップ』を少し勘違いされているようでした。お客様は普段からデータの保存先を外付けハードディスクにされていたようなんですが、今回のように壊れたのがPC本体ではなくて外付けハードディスクの方だったら大変なことになっていたところです。確かに新しいほうが壊れにくいということは言えるのかもしれないのですが、『データが一カ所にしかない状態を回避する』ことが大切なポイントですね。ハードディスクの価格はずいぶん安くなっていますので、大切なデータをなくさないためにもバックアップの設定をおすすめします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月 7日 (土)

お出かけ用

どういうわけだか国の出先からのお仕事が舞い込んできてあたふたしております。フリーダイヤルとってタウンページに広告も載せていたりすると、ひとりでやっているようには見えないんでしょうかね・・・。

ーで、今週は仕事の合間に少しづつすすめていた持ち出し用ノートPCの設定がほぼ終わったので、記事で残しておこうと思います。

最近はWi-FiルーターとiPodtouchの組み合わせで大抵のことはできてしまうので、ノートPCはほぼ完全に仕事用になっているのですが、データ復旧のお仕事が増えていて訪問先での大きなデータの取り出しに対応するために大きな容量のハードディスクを使うケースができてきたのと、お客様のデータが入ったまま持ち運ぶことも想定してセキュリティ対策の必要などがあってPCを新しくすることにしました。(と言っても中古ですが・・・。)

PCは少し前に入手して貸出用にしていたThinkPadのX60sです。リカバリ用のCD/DVDを作成したあとオリジナルのハードディスクは取ってあるので、新しいハードディスクでリカバリをしてセキュリティ・チップの設定も終わらせます。今回は完全に外でしか使わないPCだということもあって、DropboxWindowsLiveSyncを使って“ローカルにしか無いデータ”を作らないことにしてみました。メールも昨年時間があったときにWebメールへの移行及びWebメールと同期化してあるので簡単です。

ひとまず、ここ二日ほど使っている感じでは問題なさそうですね。これまでにもDropboxとかWindowsLiveSyncとかSugarSyncとかSyncToyとかいろいろ使っていたんですが、今回のように“ローカルにしか無いデータ”を作らないなどのルールを決めたほうが使い方がはっきりできていいような気がします。ちなみに、WindowsLiveSyncは新しくなるとWindowsXPでは使えなくなりそうなので注意が必要かもしれません。ウチは仕事場のPCは常時電源onなので今のバージョンで十分ですけどね・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月30日 (水)

仮想

今日は朝から外付けハードディスクのセッティングです。

取り出したデータを入れてお届けするものなので特にセッティングがあるわけではないのですが、機種によっては注意が必要です。今日はバッファローのポータブルハードディスクだったんですが、通常のハードディスクの領域に加えて仮想のCDドライブがマイドキュメントに表示されるようになり、付属のユーティリティ等がここから起動できるようになります。自分用のポータブルハードディスクは生ディスクに外付けケースしか使ったことがないのですが、最近はいろいろできるようになっているんですね。

今回のように単純にデータの保管場所として使う場合に加えてお客様が初級者ですからマイドキュメントにはハードディスクしか表示されないようにすることにします。戻すデータを入れた後、デバイスマネージャで無効にするといいらしいことがわかったので検証用のPCで試してみました。

b-cd

何度か再起動しても問題ないのでお届けです。BIOSの設定によっては「USB-HDD」の起動順位が高くなっていることがあるので、変更が必要になる場合がります。

ポイントなどを考えると、500GBのポータブルハードディスクが一万円程度で買えるようになっているのは驚きますね。そういえば、このブログを始めた頃にポータブルハードディスクは本体から抜いて持ち出してしまえば痕跡が残らないので、お父さんがエッチなデータを入れておくのに適しているという記事を書いたことがありますけど、暗号化や耐衝撃なども大事ですね…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月 2日 (日)

保存

今日も開けていたんですが、天気のせいかすっかり開店休業状態でした。

ーで、電話などでのお問い合わせをお聞きしているとこの連休を利用してバックアップに挑戦しようとされているお客様がいらっしゃるようです。

ただ、いただく質問の内容が、

  • 写真保存用のCDはどこで買えばいいのか?
  • 音楽のデータをバックアップするときは再生と同じ時間がかかるのか?
  • iTunesで取り込んだデータをWindowsMediaPlayerでCD作成したい。

ーなどなど、バックアップの前に色々ご説明が必要になりそうなお客様ばかりでうまくバックアップが取れるのか心配になりますね。本体を消してしまわないように頑張っていただきたいものです。有料で宜しければよろこんでやらせていただきたいですが…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月 9日 (火)

バックアップのバックアップ

今日は先週対応したNAS復旧のお話です。

以前、別件で呼んで頂いたときにも気になってご案内はしていたんですが、6台のPCで一台のNASに共有のデータを保存されていて、その大切なデータは一台のNASにしか存在していないためにNASに問題が発生したときには大変な事になってしまいます。

ーで、今回その問題が発生してしまったわけです。

呼ばれて伺ったときには、問題のバッファロー製のNASは電源を入れるたびに警告音が鳴ったりエラーランプが点滅したりしていて、何度か再起動すると通常に起動したように見えるんですが、共有フォルダにはpingが飛ばず管理画面を出すと「スタンバイモードで起動中」と表示されます。

時間がかかりそうなのでNASは翌日にお預かり。念のためLinuxでデータを取り出したあと本体の初期化とファームウエアのアップデートインストールでNAS本体は無事めでたく復旧したわけですが、お届けのあと一番新しいPCに大量の空き容量があるので、ひとまずそこにNASのバックアップを取るように設定をして終了です。

最近NASも安くなりましたので導入されるかたが多くなりましたが、NASを導入すること自体がバックアップだとお考えの方もいらっしゃるようですね。今回のようにNASに直接データを保存するような使い方をされている場合にはそのデータをバックアップしておかないと大変です。バックアップとか同期は聞いた人の数だけおススメがあるような状態ですので考えるのも大変ですけどね…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年10月31日 (土)

どんどん

本日のお客様、

WindowsVistaのノートPCをご利用ですが、Cドライブの空き容量が確認するたびに少なくなってしまうとのお話です。

伺って確認をさせていただくと、容量が少なくなっていく原因は毎週に設定されているバックアップの保存先がCドライブになっているからでした。問題のバックアップユーティリティは購入時にプリインストールされているものですが、保存元/保存先やスケジュールの設定をしないと有効にならないのでお客様が設定されて忘れてしまったのかもしれませんね。

購入後半年でバックアップしたファイルは20GBにもなってしまっているので、確かに確認するたびに空き容量が減っていくように見えるでしょうね。Dドライブはほとんど使われていないので、保存先をDドライブに変更してしばらく様子を見ていただくようにお願いをして終了です。

パソコンメーカー各社でいろんなバックアップユーティリティがインストールされていますが、正しく利用されている方は少ないように感じますね。バックアップが大切だとの認識が進んでいるのはいいことなので、これからだということなんでしょうけど・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月14日 (木)

5年分

本日のお客様、

先週あたりからなんだか動作がおかしいということで見させていただくと、Cドライブの空き容量が1%になっています。大量のデジカメ写真が原因だと思われるのですが、Dドライブの総容量もすでに2GB程度にまで減らされているので本体への保存はあきらめ外付ハードディスクを購入していただいて後日データ移行の作業をすることになりました。

ただ、次回の作業までとりあえず動くようにしておかないといけないので、削除できるものを探します。ーで、最初にゴミ箱を確認してみると、なんとゴミ箱の容量は1.7GBにもなっていました。

了承を頂いてゴミ箱を空にすると空き容量が2GBほどになったので、これで来週までしのぐためにデジカメデータの取り込みなどやらないようにお願いをして今日の作業は終了です。

お客さまにお聞きすると、購入してから5年間ゴミ箱を空にした覚えがないんだそうです。最近のモデルはもっと大容量なので、今日のようなお客様はもっと増えそうですけど…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月 7日 (土)

3時間

本日のお客様、

私が勤めていたころの先輩から緊急の電話が入り、会計ソフトで今期分のデータを昨年のデータで上書きしてしまったらしく、今期のデータが開けなくなってしまったとのお話です。

このお客様のところは昨年バックアップの設定をやらせていただいていて、3時間ごとに外付けハードディスクにデータの同期をするようになっていますから、仮にCドライブのデータを上書きしてしまっていたとしてもまだ間に合うはずなので、すぐに外付けハードディスクの電源を切って念のためハードディスクのUSBケーブルも抜いていただくようにお願いをして午後から伺いました。

実際に見させていただくと、データはちゃんと残っていて、なぜかファイルを開こうとしている場所が間違っていただけだったのであっという間に解決して終了できてほっとしました。

バックアップの方法についてはさまざまですが、今回については3時間のごとのバックアップにしておいてよかったみたいです。バックアップしておいたデータは使いませんでしたが・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧