本日のお客様、
WindowsVistaのノートPCをご利用なんですが、起動して壁紙やデスクトップのアイコンは表示されるものの全く操作ができないというお話でお預かりとなりました。たぶんCPU使用率が100%になってしまっているんだと思うのですが、30分ほど待ってもタスクマネージャさえ起動できないのでハードディスクのアクセスランプが消えているのを確認した上で電源ボタン長押しをしてセーフモードで起動することにしました。
セーフモードで起動すると、これまでにはなかった『KingsoftInternetsecurity』のアイコンがありますね。元々このPCにはNTT西日本のセキュリティ対策ツールがインストールされていますので原因はほぼ確定です。通常ならウイルス対策ソフトは2重にインストール出来ない様になっているはずですが、NTT西日本用にカスタマイズされたものは認識されなかったりするんでしょうかね?まぁ、無料がいいのであればマイクロソフトのSecuryEssentialsありますし、積極的にKingsoftを選ぶこともないでしょうね。
ーで、『KingsoftInternetSecurity』を削除して再起動したらスッキリ問題なくなりましたので、念のため各種のアップデートを何度か再起動しながら確認して終了です。
昨年あたりから『どうも今後“検索”は良くないらしい』といろんなところで読んだり聞いたりするのですが、今回のケースなどは『ウイルス対策・無料』などと検索して上位にヒットしたものを簡単に信用してはいけないと言えるのかもしれませんね。無料のソフトをダウンロード・インストールさせて紹介料を得ている業者や無料でソフトを提供して広告で収入を得ているメーカーにしてみればインストール数が重要なわけですね。インストール数を稼ぐためには、まずお金をかけてそのソフトが検索上位に表示されるようにするでしょうし、インストールの後で不具合がでようが知った事ではないのかもしれないですし、インストールを妨げるような仕組みは外してしまおうと考えるのかもしれませんね。
世の中に無料で提供されているものには感心させられるような仕組みのものから“詐欺同然”のものまでいろいろあるのは以前からだと思うのですが、手軽さとかスピードとかいったところが以前と違うところでしょうか? サービスを提供する側も受ける側も“手軽に早く”できるようになってるという部分は注意が必要ですね。一度懲りるのが一番かもしれませんが…。
~追記~
コメントいただいたので追記です。今回の記事では『KingsoftInternetSecurity』をインストールする際のトラブルについて書いていますが、他のウイルス対策ソフトがインストールされていない状態で問題なくインストールができた場合のソフトウエアの挙動については触れておりません。『ようこそ』にも書いている通り、記事では『実際にあったこと』を書いていますが他の条件での動作の検証はやっておりませんので、記事の情報だけで製品の評価を決めることは避けて頂けると幸いです。facebookには追加の情報も書いていますのでそちらもよろしくお願いします。
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