Twitterも少し慣れてきたので、ブログでは少し長い文章で“まとめ”っぽいものができたらとか最近考えています。Twitterをご利用でない方はお手数ですが、このブログ右下の ブログパーツをご確認ください。
ーで、今日は先週ご対応したPCのお話。
WindowsVistaをご利用で、Windowsが正常に起動しなくなってしまったとのお話です。WindowsVistaは正常に起動しなくなった場合にはセーフモード以外でも『スタートアップ修復』とか『メモリ診断』とか『システムの復元』などか比較的簡単にできるようになったので便利ですね。今回は、色々やった結果『システムの復元』で正常起動するようになりました。
今回はお預かりしての作業で時間があったこともあって、せっかくだからと各種アップデートを済ませておこうとウイルス対策ソフトのアップデートを行って再起動したら、なんとまたまた同じ症状で起動しなくなってしまいました。一瞬ナニが起こったのか理解出来ませんでしたが、心を落ち着けてもう一度システムの復元を行うとやはり正常起動します。ーということで、起動しなくなってしまった原因はウイルス対策ソフトのアップデートで間違いないみたいです。さらに起動した状態でよく見てみるとお客様のPCには二つのウイルス対策ソフトがインストールされています。
元々インストールされていたのはウイルスバスターの試用版で、お客様はウイルスバスターを削除しないままウイルスキラーゼロをインストールして使われていたようです。以前なら動作が急激に遅くなってすぐにおかしいと気づいたハズなんですが、“サクサク軽快”が今回は仇になったのかもしれませんね。それで、1月になってウイルスキラーの2010年度版へのアップデートが始まることとなり、アップデート後の再起動で起動しなくなってしまったようです。問題がわかった以上このままお返しするわけにはいかなくなりました。
ただ、原因らしいものがわかったらあとは簡単なので、ウイルスバスターの試用版を削除して再起動、ウイルスキラーのアップデートを手動で行って再起動、ついでにAdobeReaderとFlashplayerのアップデートも済ませて問題なさそうなのでお届けです。
そこで今回の問題なんですが、最初にお客様が“起動しない”と言ってこられた時の症状は実は『真っ黒な画面にマウスポインタだけ』だったんです。そうです、昨年後半に“ガンブラー”が流行した時の典型的な症状ですね。私もWindowsVistaだということに多少の違和感はあったものの、昨年も同様の症状を10件以上対処しましたし最初はウイルスにやられたんだろうと思い込んで作業していました。ただ、冷静に考えてみると、『真っ黒な画面にマウスポインタだけ』なのはソフト的な問題で正常に起動しなくなってしまっていることを示しているだけで、ウイルスに感染した事が原因かどうかは分けて考えなければいけませんね。
症状を見ただけでトラブルの原因が判断できるのは良質な経験を積み重ねた証でもあるわけですが、急いではいけませんね。危なかったです。
最近のコメント