やってはいけない

2012年6月 1日 (金)

間違いでした。

SMART機能でエラーが検出されました。 0:xxxxxxxxxxxxx(PM)
警告:すぐにデータをバックアップして、交換してください。
ハードディスクドライブ。 故障が発生する可能性があります。
キーを押すと、継続します。

起動時にこのようなメッセージが表示されるNECのPCを今年になってから何件か対応させていただいていて、全て保証期間内だったこともあってこちらでバックアップを取って購入元に修理に出していただいていたんですが、NECのWebサイトにはおかしなことが書いてあります。

パソコン起動時に「SMART機能でエラーが・・・」とメッセージが表示される場合の対処方法を教えてください。

記事には対処方法として『BIOSの初期化を行ってください。』と書いてあります。(それで治らなかったら修理に出せとも書いてありますが…。)

えぇー、

メッセージが間違ってるってことですか…。

でも、SMART機能でエラーが検出されたって表示されたPCを『メッセージは間違いなのでそのまま使い続けて問題ないですよ。』って自信持って言える業者がどのくらいいるんでしょうね。そのような意味では結構重大な間違いだと思いますけどね。対象機種をみるとこれからまだまだ対応することになると思うのですが、保証期間過ぎたものに関しては難しいなぁ…。

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2010年4月20日 (火)

引っ張ってはいけません。

今日は久しぶりにシンプルなトラブルのお話です。

エプソンの複合機をご利用なんですが、紙詰まりで動かなくなってしまったらしく、見えるものは全部取り除いたのに直らないそうです。最近の前面給紙タイプで昨日からの雨が原因かどうかはよくわかりませんが、一度に5枚ほど巻き込んでしまっているようで背面カバーを開いたところで思いっきり詰まっています。

取り除く方法は、
紙詰まりの対処方法<EP-801A、EP-902A、他>
ーに詳しく書かれていますが、今回ちょっとびっくりしたのは電源をoff-onしながら各部を開くとローラーが動いて詰まった紙を排出しようとしてくれることでした。全部のケースでうまく行く訳ではないんでしょうけど、以前よりも簡単になりましたね。無理に引っ張るのが一番良くないみたいです。

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2010年2月20日 (土)

チップは大切

今年に入って立て続けに失敗をしたので反省の意味も含めて記事にしておきます。

最初は、USB接続のハードディスクケースです。
お客様のところでPCの入れ替えがあって古いPCのハードディスクがまだ正常に動いている場合はデータの移行後取り出してハードディスクケースに入れてバックアップ用などに使っていただくことが多いです。ここ何年かは同じ店で同じ系統の製品(少しモデルチェンジしたみたいなので…。)を使っていたのですが、その時に限ってどういうわけだか山積みの特価品が目に入ってしまって購入したのですが、使ってみると認識は問題ないものの転送速度が異常に遅い。最初はハードディスクが古いせいだと思っていたのですが、予備で持っていた新品のハードディスクに交換しても一向に転送速度は上がらないので交換しました。持って帰ってウチでもいろいろ試しましたが、やはり問題はケースだろうということになりました。

次は、同じくハードディスクをUSB接続で利用するものなんですが、ハードディスクを上方から差し込む形状のもの、いわゆる「お立ち台(センチュリー製ではありません)」です。
今回は接続も転送速度も問題なかったんですが、自宅でデータを移行するために一時的につないだつもりが2カ月にわたって電源を入れたまま放置することになってしまい、気がついたときにはハードディスクからカチカチと大きな音が出るようになっていました。現在でも問題なく認識しますし、動作もしますが音はどんどん大きくなっていますのでハードディスクがお亡くなりになるのをじっくり見守ることになりそうです。

ーで、やはりどんなに簡単な仕組みのものでも、チップを使っているもので価格が安いものは『いいものにあたったらラッキー』ぐらいに考えておかないとだめですね。さらに、一時的に使うために買ったものはやはり一時的に使わないとですね。PCの周辺機器は最近ずいぶん安くなってしまったので、かえって見分けるのが難しくなってきました。いいわけですけど…。

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2010年1月29日 (金)

まるごと

先週あったお問い合わせは、『外付けのCD/DVDドライブを購入して設定が終わったら今まで使っていた書き込みソフトやDVDを見るソフトが全部変わってしまった』というものでした。ご自分で付属のCDにあったものを全部インストールしてしまったから当たり前といえばそうなんですけど、少し懐かしい気持ちになりました。

ーというのも、設置屋をやっていたときにもこのような『何でもインストールしてしまう人』は必ずいらっしゃって、説明をしながら一つづつアンインストールしたものでした。特にNTTからのレンタル品などは、使用するかどうかに関わらず可能性があるものを全部含んだCDが付属していたりしますので面倒だったりします。

PCを使うようになって初心者から初級者になるくらいだと、新しい機器にドライバが必要になることはわかるものの、ドライバとユーティリティ・ツールが違うというところまではまだ難しいのかもしれませんね。似たようなツールが何種類もインストールされているPCをみるとそんな気がします。

ーで、今日の『やってはいけない』は新しい機器についてくるCDに含まれているソフトを何でもかんでもンストールしてはいけません。ーです。すでにPCにインストールされているモノとの組み合わせによっては障害の元になることもありますので注意が必要です。大抵の場合、取扱説明書やマニュアルを見ながら設定をすれば防げるトラブルなんですけどね…。

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2010年1月21日 (木)

予断はいけません

Twitterも少し慣れてきたので、ブログでは少し長い文章で“まとめ”っぽいものができたらとか最近考えています。Twitterをご利用でない方はお手数ですが、このブログ右下の ブログパーツをご確認ください。

ーで、今日は先週ご対応したPCのお話。

WindowsVistaをご利用で、Windowsが正常に起動しなくなってしまったとのお話です。WindowsVistaは正常に起動しなくなった場合にはセーフモード以外でも『スタートアップ修復』とか『メモリ診断』とか『システムの復元』などか比較的簡単にできるようになったので便利ですね。今回は、色々やった結果『システムの復元』で正常起動するようになりました。

今回はお預かりしての作業で時間があったこともあって、せっかくだからと各種アップデートを済ませておこうとウイルス対策ソフトのアップデートを行って再起動したら、なんとまたまた同じ症状で起動しなくなってしまいました。一瞬ナニが起こったのか理解出来ませんでしたが、心を落ち着けてもう一度システムの復元を行うとやはり正常起動します。ーということで、起動しなくなってしまった原因はウイルス対策ソフトのアップデートで間違いないみたいです。さらに起動した状態でよく見てみるとお客様のPCには二つのウイルス対策ソフトがインストールされています。

元々インストールされていたのはウイルスバスターの試用版で、お客様はウイルスバスターを削除しないままウイルスキラーゼロをインストールして使われていたようです。以前なら動作が急激に遅くなってすぐにおかしいと気づいたハズなんですが、“サクサク軽快”が今回は仇になったのかもしれませんね。それで、1月になってウイルスキラーの2010年度版へのアップデートが始まることとなり、アップデート後の再起動で起動しなくなってしまったようです。問題がわかった以上このままお返しするわけにはいかなくなりました。

ただ、原因らしいものがわかったらあとは簡単なので、ウイルスバスターの試用版を削除して再起動、ウイルスキラーのアップデートを手動で行って再起動、ついでにAdobeReaderとFlashplayerのアップデートも済ませて問題なさそうなのでお届けです。

そこで今回の問題なんですが、最初にお客様が“起動しない”と言ってこられた時の症状は実は『真っ黒な画面にマウスポインタだけ』だったんです。そうです、昨年後半に“ガンブラー”が流行した時の典型的な症状ですね。私もWindowsVistaだということに多少の違和感はあったものの、昨年も同様の症状を10件以上対処しましたし最初はウイルスにやられたんだろうと思い込んで作業していました。ただ、冷静に考えてみると、『真っ黒な画面にマウスポインタだけ』なのはソフト的な問題で正常に起動しなくなってしまっていることを示しているだけで、ウイルスに感染した事が原因かどうかは分けて考えなければいけませんね。

症状を見ただけでトラブルの原因が判断できるのは良質な経験を積み重ねた証でもあるわけですが、急いではいけませんね。危なかったです。

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2010年1月15日 (金)

無視してはいけません

今まで書いてきた『今日あったこと』はTwitterで済むことが多くなってきましたので、こちらには新しいカテゴリを作ってみました。

ーで、本日の『やってはいけない』は画面右下の通知領域に出る更新の通知を『無視してはいけない』です。

tsuuchi

画像はWindowsUpdateのものですが、他にもたくさんありますね。

SecurityToolの被害は簡単には収まらないらしく、ほとんど毎日のように対応に追われていますが、対応させていただいたPCのほとんどが更新の通知が無視されている状態でした。だからやられてしまうんですけど…。

わかっていたんだけど面倒で…、などという理由ではなく『なんだかよくわからないのでそのままにしておいた』というお客様が多いので、WindowsUpdateのように終了時に勝手にインストールされてしまうとかのほうがよさそうですね。いろんなことが難しそうなのですが何とかご検討をお願いしたいところです。

一時期、更新をしたことによるトラブルもあったのですが、最近話題のガンブラーのようにセキュリティの弱いところを突いてくるタイプの攻撃は今後も続くと思われますので、多くの種類の更新を普段から気にかけておく必要がありそうですね。ただ、偶然かも知れませんが今回のSecurityToolのトラブルではWindowsVistaやWindows7のPCはまだないので自信がない方は買い替えてしまうというのも選択肢になるかもしれません。保証はしませんが・・・。

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