土曜日のおまとめ
はい、おまとめです。先週は丸々飛ばしてしまって失礼しました。年末までに終わらせないといけないお仕事や年度末に向けての見積もりや年賀状作成のために久しぶりに無防備なままのPCを使い出したら一発でやられてしまった方へのご対応などでえらいことになっています。『これでウチもついに軌道に乗ったか?』と勘違いするのも毎年のことですが…。
今週も二件お届けします。
最初は少し前にたくさん対応したような気がしますが、起動すると大量のウィンドウが開いて操作不能になり、しばらくするとデスクトップの壁紙が消えアイコンが消えスタートメニューも空になりすべてのプログラムにも何も表示されなくなってしまう『アレ』ですね。しばらくすると画面中央にあやしいセキュリティ対策ソフトっぽいものが現れて(実際それしか扱うことができないので)『OK』とかクリックしながら進んでいくとクレジットカード番号を入力する画面になる『アレ』です。
私が対応した範囲ではWindowsVista/7でしか感染がないので『セーフモードで起動してシステムの復元』が無難な復旧方法なんですけど、最近のやつはすべてのプログラム→アクセサリ→システムツール→システムの復元のショートカットを真っ先に消してしまうらしく、持ち込まれたPCはまだ壁紙が消えたくらいの初期症状でしたがシステムの復元のショートカットは消えてなくなっていました。
ーで、セーフモードで起動したあとフォルダオプションですべてのファイルとフォルダを表示する設定に変更をして大事なファイルを取り出した後Cドライブ直下の『ProgramData』フォルダを開くとお客様からお聞きした『パソコンがおかしくなった時間』に近い時間に作成された単独の実行ファイルがありますので一旦ゴミ箱に入れて再起動して問題がなくなったことを確認してもう一度セーフモードで起動をしてコマンドプロンプトからシステムに復元を起動させて一週間前のWindowsUpdateのところまで戻して復旧成功です。その後adobeやらjavaやら各種のアップデートを何度か再起動しながら終わらせて問題なさそうなので終了です。まぁ、やり口は変わっても抑えておくポイントは変わらないので焦らずゆっくり対応するのがオススメです。
次は、たぶん同じように偽のセキュリティ対策ソフトにやられたらしいのですが、お客様のPCがWonodwsVistaでメインメモリ1GBだったために長時間にわたってハードディスクがアクセスしっぱなしになったところでハードディスクに障害が出てしまったということみたいです。
起動しない症状で伺ってすぐにUbuntuを使って必要なデータの取り出しが出来たので当初はハードディスクじゃないような気がしたんですけど、セーフモードでの起動も不可・システムの復元も不可ときてリカバリメニューも表示されないとなってウチの在庫品でハードディスクの交換をやってみたらすんなりリカバリ出来たので、あらためて新品のハードディスクを使ってリカバリやって各種のアップデートをやった上で取り出したデータを戻して終了となりました。無印のVistaだとSP1・SP2から最新のWindowsUpdateまでメインメモリ1GBでは途方もない時間がかかるので作業用にメモリを増設したんですけど、リカバリはいいけどメモリの増設はダメと言われてしまって微妙な状態でのお届けとなりました。ハードディスクが新しいうちはキビキビ動くんですけどね…。
最初にも書きましたが、この時期のトラブルは年賀状の作成のために久しぶりに無防備なままのPCを使いだした方が今年流行した攻撃にしっかりやられてしまうことも多いので、我々としてはこの一年間のおさらいをやっているような気分です。懐かしんでる場合じゃないんですけど…。
あ、あと今日からTwitterの書き込みもFacebookページに流すことにしました。こちらもよろしくお願いします。
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