職人技。
今日は年賀状の作成を手伝って欲しいといわれてお伺いしたのですが、お客様がご利用なのはパソコンではなくワープロ専用機でした。
既に取扱説明書はお手元になく、最近では一年に一度年賀状の作成だけのために使うため、操作を所々忘れているからとのご依頼なのでした。私はワープロ専用機全盛の頃にも細々とパソコンを使っていたので、『書院』とか『ルポ』って言われてもよくわからなかったのですが、今の仕事をやるようになって少しはわかるようになってきました。
毎度のことながら、実行キーと改行キーが別になっていることに戸惑いながらも何とか裏面を作成して最後は印刷です。ここまでくるとお客様もおおかた思い出したらしく、さっさと作業を進めるので私は見ているだけになりました。
印刷は長年の使用で紙送りのローラーが少しだめになっているらしく、お客様は絶妙な角度と微妙な力加減ではがきを押し込みながら次々と終わらせていきます。ワープロのカラーリボンはものすごい勢いで減っていくので今日は20枚ほど印刷したところで終わりになりましたが、『たぶんもう大丈夫』とのお話なので一旦終了です。
久しぶりにワープロ専用機を操作すると、操作の軽快さや最低限の操作で目的の機能にたどり着ける点など専用機ならではのよいところはたくさんあるのですが、この機械でインターネットにつなぐようにしたりするのはさすがに無理がありますよね、やっぱり。
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