Winn○?
昨日のお話ですが・・・、
ちょっと休憩をと思って自宅のWindows2000マシンで“MicrosoftAntiSpyware”がフルスキャンするのをボーっと眺めていたところ、“\Winn・・・を検索中”の文字が目に飛び込んできました。なんで自分のパソコンにそんなフォルダがと思って、ウイルスの可能性とか、だとしたらどこから入ってきたんだろうとかが瞬間的に頭を過りましたが、よくみると“\Winnt"でした。
ーと一発芸みたいなネタ(でも実話です。)はこれくらいにして、連日の“Winnyで流出”ニュースによって、“悪いのはWinny”のイメージはもう拭いされないものになってしまったみたいですね。Winnyは私も2年ほど前にあまりによく質問されるので、どんなものなのか興味があってやってみたことがありますが、『どういう仕組みになっているんだろう』ぐらいしか思えませんでしたけどね。(以前にも書きましたが、私は“超”がつくほどの文系なので全く理解できませんでしたが。)パソコンを買うくらいのお金があるんだったらCDやDVDくらいお金を出して買えばいいのにと思いますが、後輩(スロットで10万円“する”ことはあってもお金を出してCDやDVDを買うことは無いそうで・・・。)によるとお金が無いからパソコンを買って何でもタダで“落とす”んだそうです。物は言いようといいますか、私はメーカー勤務でしたので“作る側”の気持ちを考えればとてもタダで“落として”済ませようなんて気持ちにはなれないですけどね・・・。
企業向けに“社内でのWinny使用を検知するシステム”があるみたいですが、これって勤めている先でWinnyをやろうとしている人が相当いるってことなんでしょうね、それとも自宅でWinnyをやっている人が勤め先に個人のパソコンを持ち込んでチェック無しでネットワークに繋いでいるってことでしょうか?“流出してはいけないデータ”を軽い気持ちで個人のパソコンに入れていることにも驚かされますが、これほどの低い意識ってどうしたもんでしょうか、こうやってどんどん不便になっていくことに責任を感じてもらいたいですね。たとえばこれを契機にハードディスクにロックがかかるような仕組みが標準になると、“何かあったときにハードディスクから直接データを取り出す”なんてことはできなるかもしれません。
以前にDVDのコピーのときにも書きましたが、、一番悪いのは“明らかに初心者なのが明白な人”に得意ぶってやり方を教える中級者だと思っています。別にWinnyを擁護するつもりはありませんが、最近の一連のことで“ファイル交換”そのものがとても悪いことのように扱われているのはとても残念です。この勢いで“なんでも規制”にならなければいいですけどね・・・。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
得意ぶってやり方を教える中級者
isouですよね。勘弁願いたい今日このごろですね
投稿: p | 2006年3月 9日 (木) 06時52分
pさんどうもです。
トラブルで遅くなりました、それで教えてもらった初心者がまた別の初心者に教えるという最悪の連鎖になっているんだと思います。自分で苦労して覚えた人は何が危険なのかもちゃんとわかっているんじゃないかと思います。
投稿: pts. | 2006年3月11日 (土) 00時57分
“\Winnt"ですか(笑)。
ディープなネタですねぇ。
Winny開発者は、先日のニュースでは公判で「流出しないような対策は比較的簡単なのでやらせてくれれば開発できるが、幇助と取られるのでできない」とコメントしていました。
弁護人は、開発者を責めるなら、開発を差し止めている検察の責任も問われるべきだ、とか言ってました。
なんだかなぁ。
Winny利用の目的が何か、という時点で利用者が悪いのは目に見えてると考えています。
あんなもの、なくても何も困らないのですから。
中級者がWinnyを教えるのも、要は優越感に浸りたいだけ。
自分はちょっと特別だよ、と自慢したいだけ。
昔で言えば、裏ビデオを買っていたような人種です。
モラルも著作権意識もありませんよね…。
投稿: ささもと | 2006年3月12日 (日) 17時06分
ささもとさんコメントありがとうございます。
最初のころは、“うまいこと考えるなぁ”ぐらいにしか思っていなかったんですけど、これだけ普及してしまうと問題にせざるを得ないでしょう。意識の低い人達によってもっとうまいぐあいに発展したかもしれない技術が埋もれてしまったら残念ですけどね・・・。
投稿: pts | 2006年3月12日 (日) 17時37分